平成13年7月28日

FOMAについて
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 NTTドコモが今年5月より首都圏の一部で試験サービスがスタートしています。IMT-2000による携帯電話「FOMA(フォーマ)」の試験サービスです。そこでFOMAがどのようなものか知ってもらうために独自にまとめました。

1.FOMAとは
  FOMAは「Freedom Of Mobile multimedia Access」の頭文字をとった造語で、いつでも、どこでも、誰 とでも、どんな情報にでも自由自在にアクセスできるという理想に近づいていこうとする意志を表わし ており、FにはFrontier(モバイル・フロンティアへの挑戦)、Future(モバイル通信の未来型)、Fle xible(フレキシブルなモバイル通信)といった意味も込められています。
  通信規格でいうと「IMT-2000」(ITM-2000:International Mobile Telecommunica tions - 2000) という規格名が付いています。また、従来からの通信規格に対して「第三世代移動通信システム」と呼 ばれています。
  旧郵政省時代に規格が立案、技術的な用件がみたされ、現在の通信体系との相違点から一部法律も改正もおこなわれて第三世代移動通信システムが実現しました。FOMAの位置ずけとしては、「グローバルサービスの実現やマルチメディア通信サービスの提供など、現在の携帯電話に続く次世代の移動通信システム」という位置ずけになっています。

2.FOMA(フォーマ)のロゴデザインについて(DoComoから転記)
  双方向のネットワークが交わり、「O(サークル)」を形作っています。輪が拡がっていく様子は、データ通信やユーザー間のコミュニケーションの拡がりを表しています。情報のグローバルな展開性とダイナミックな発展を全面にアピールしたデザインです。スマートなゴシック系の書体に斜体をかけることにより、情報のスピード感、精度感、未来感を表現しています。また、ブランドカラーのブルーは、知性、信頼性、先進性を強調しています。


3.FOMA通信形態
  IMT-2000(International Mobile Telecommunications-2000)は、現在使用されている携帯・自動車電話に比べて130倍以上のデータ伝送速度(現在の伝送速度16kbpsに対し、IMT-2000は最大2Mbpsを計画している。)を可能とする移動通信システムです。

  このIMT-2000は、世界各国での利用を可能とするため国際標準化が進められてきたもので、次世代のテレビ電  話、ビデオメール及び高速データ通信などが可能な移動通信システムとして利用者にとっての期待は大きいものになっています。

  なお、第三世代移動通信システムと呼ばれる
 のは、これまでのアナログ携帯・自動車電話(第一世代移動通信システム)及びデジタル携帯・自動車電 話(第二世代移動通信システム)を発展させたシステムと位置づけられているためです。

4.高速な回線を利用した主なサ−ビスは次の通りです。

サ−ビス名 内       容
iモ−ド メールが送れる、インターネットが楽しめる人気のiモードがもっとリアルに快適に利用できる。
TV電話 音声とリアルタイムな映像による相互通信ができるサービスです。「好きなときに好きな人と会える」TV電話が、音声だけでは不可能なFace to Faceのリアルなコミュニケーションを実現します。
マルチアクセス 音声通話とパケット通信が同時に利用できるサービスです。会話をしながらiモードを利用するといった、フレキシブルなコミュニケーションを可能にします。
M-stage visual 映画やテレビ、音楽などのエンターテインメント情報からニュース、スポーツ、レストラン情報などの生活に便利な情報を、映像を通して好きなときにすぐに楽しめる映像配信サービスです。
高速データ通信 下り最大384kbpsで送受信した情報量(データ量)に応じて課金されるパケット通信や、大容量データのリアルタイム通信に適した64Kデータ通信が利用できます。

表1 サ−ビス名


4.サービスの展開
  2001年 5月末頃のサービス開始時には東京23区内と横浜・川崎地区の一部の地域で試験サ−ビス。
  2001年12月頃より大阪・名古屋地区でのサービス提供を予定。
  2002年 4月頃より全ての地域ドコモ各社でのサービス提供を予定。

5.端末について
  現在考えれている端末は3タイプあります。

小型基本端末 携帯性を重視した小型端末。音声通話だけでなく次世代版iモードサービスや高速パケット通信に対応。
動画像端末 TV電話機能を搭載したカメラ付き携帯端末。小型基本端末の機能に加え、映像配信等モバイルマルチメディアサービスに対応。
データ通信専用端末 データ通信に特化した端末。高速パケット通信に対応。

6.FOMAサ−ビスにおける特徴的なアプリケーション
 ・次世代版iモードサービス
 ・TV電話サービス
 ・高速インターネット/イントラネット接続サービス
 ・映像配信サービス
 ・音声通信とパケット通信を同時に行えるマルチコールサービス
  
7.試験サービスで使われている端末      
  2001年5月30日から2001年9月30日までの間に試験サービスで使われている端末です。
  FOMA端末にはユ−ザ−保護やプライバシ−保護のためにITUで勧告されたW-CDMA方式のセキュリティが 使われています。その中に用いられている暗号アルゴリズムは日本の三菱電機で「MISTY1」から発展開発された128bitキ−式の「KASUMI」という暗号アルゴリズムが使われています。FOMAが世界標準になれば、日本の暗号アルゴリズムが世界で初めて外国でも使われることになります。
 (ちょっとすごいことです。)

8.試験サービスでの通信料
 ・通話料:現行PDC方式の携帯電話の通話料と同水準
 ・デジタル通信料(TV電話、64Kデータ通信に適用):通話料の約1.8倍
 ・パケット通信料:0.05円/パケット(現行 iモードの1/6)       ※1パケットは128バイト
 ・ショートメッセージの通信料:5円/回(送達通知の場合は7円/回)

9.FOMAの国際化への動き
  携帯電話は電波を発する機器なので全て無線局になります。電波を発する無線機になるので国により電波の周波数帯を利用する法律が違います。NTTが分割する前にISDNが日本国内規格で終わっただけに
 FOMAを世界共通規格にしようと働きかけています。
  競合規格、一部変更規格等もでてきていますが、統一規格になれば海外旅行で外国へ行っても日本の携帯電話が使えるようになります。NTT DoCoMoにがんばって欲しいところです。

10.さらに発展し期待されるサービス
NTT DoCoMoの将来展望を紹介しておきます。通信回線の高速化と端末で使われるコンピュータの性能向上により考えられている将来展望だと思います。次世代FOMAか次のFOMAでは実現しそうです。

11.試験サ−ビスの様子
   実物が借りれなかったので試せませんでしたが、試験サ−ビスに付き物の不具合が一部でています。回収された端末もあるそうです。あと、データー転送の回線速度と通信費の値段が高いと言われています。静岡県に普及してくる頃には解決していると思います。
   料金の話はNTT DoCoMoの営業次第で今更高い通信回線をユーザーに使わせる事はないと思います。

12.最後に
   「あたらしい技術によって人々の生活が豊かになる・・」良い見本のようです。技術の進歩はすごいもので、こないだまで不可能だった事が可能になる・・いいですね〜FOAMが普及すれば、パソコンのモバイル環境もだいぶ良くなりそうでFOMAの普及が待ち遠しいです。

2001年7月27日   具合悪く年次休暇中の 兵ちゃん