平成14年9月27日

たこ足配線の危険性について
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 コンセントでよく「たこ足・・」と言う言葉を耳にします。よく「たこ足・・は危ない・・・」と言われます。なぜ、危ないかを今回のテーマにしたいと思います。よく、OAタップ等を使い、一カ所でまとめて電源をOFFにするようにしていないですか?OAタップにさして使うのも「たこ足」に入ります。さらに、OAタップをいくつも数珠つなぎして使うのは、さらにひどい「たこ足」です。しかし、なぜ、「たこ足」が危ないと言われるのでしょうか?今回のテーマである「たこ足」を身をもって体験したおっかない話からたこ足配線は危険である事を認識してください。

1.たこ足とは
  一つのコンセントから分岐させ沢山の電気製品をつなぐ事を「たこ足配線」または単に「たこ足」と言います。

2.なぜ危ないか
  たこ足配線で使われているコンセントオス部分、ケーブル、コンセントメス部分とそれぞれ流して良い電流が決まっています。通称「定格」と言われるものです。「15A」の表記があるコンセントであっ たら「1500W」まで電気を使って良いという事です。W(ワット)=V(ボルト)×A(アンペア)の式が使われま す。V(ボルト)は、AC(交流)100Vが使われているので固定値、A(アンペア)は、電化製品、パソコンごと違います。

 電化製品をプラスしていき・ ・・15Aになるまで使えます。良く使われているのは15Aコンセントが使われているので、一つの コンセントは15A、100Vの場合定 格として消費電力は1500Wまでが使えます。参考に20Aコンセントは差込の端子部分が違うので使っている所は滅多にありません。

  たとえば次の図のように配線したらコンセント部分の定格がオーバーしてしまい、危険な状態です。

3.実例の紹介
  コンセントが実際にコンセントを焦がした実例がありますのでみてみることにしましょ う。

  コンセント自体は15A コンセント1500Wまで使えます。建物内の配線 は20A(2000W)まで
  アパ−トの契約電力 は30Aまでです。このような状態から一つのコンセントをたこ足をして配線していました。

  図2を見て解ると思 うのですが、壁のコンセ ント部分が15A(1500W)以上になっているのが解ると思います。
  次の写真は実際に焦げたコンセントとOAタップです。

図3は、室内のコンセントの化粧パネルです。温度が上昇し発熱してプラスチック部が溶けて煙がでていたと思われます。上側に微妙に着いているプラスチックの付き方で解ります。下側は熱で焦げています。
この現象が起こったのは、就寝中で起きてテレビがつかない??焦げ臭い・・・・
テレビの後ろの壁側コンセントを確認してみる とこの実例のようになっていました。
発火していたら火事になっていたところです。

  図4はコンセントの差し込みの雌側を裏から写したものです。焦げて劣化して半分が砂のように崩れてしまいました。

  次に図5では差し込んでいたOAタップの雄側のコンセント部分です。新品だったのに焦げてしまいました。コンセントが新しかろうが古かろうが 定格外の使用ではこのようになってしまいます。

だから、図6のようにコンセント1つに対して最大15A(1500W)になるようにしなければなりません。下記の配線図なら各コンセントにかかる電圧 は15A以下になるので安心です。基本は、「コンセントを分散使用して定格内で使う。」になります。そうすれば、今回のようにコンセントを焦がしてしまう事もありません。

3.推測
  今回は、たまたま電気配線がスパークせず引火しなかったためにコンセントを焦がしたところで止まって火事にならなかっただけなのが解ります。(運が良かった)あと、解ったのは、自分が住んでいるところは、どうやら元々20A契約だったのを30A契約に変更し配線は20A契約のまま・・・・だったようです。

  復旧するのに1週間を要しました。(自分が家庭用電気の配線知識が無かったもので・・・)
 おぼえた話として1.6mm線の単線は20A、2.0mm線は30Aまでです。鉛が混入してない無鉛導線の単線が熱を持ちにくい・・・建物内は単線で配線してあるというのが解りました。電材も差し込むだけでいいコネクタ等も売っていました。何とか日曜大工の範ちゅう?で直してしまいました。

5.最後に
  みなさん、コンセントのたこ足配線は、100Vの家庭用コンセントでもおっかなく危ない事がわかってもらえたと思います。職場で、家庭で・・・・皆さんも1500W以下でコンセントが使われているか点検をしてみてください。
  パソコンも電気が無ければ動きません。

2002年9月27日           兵ちゃん