平成 14年 12月 20日

MS Office XP互換OpenOffice.orgについて
兵ちゃんの研究室へ戻る

 マイクロソフト社のOfficeアプリケーションソフトが、市場のほとんどのシェアを占めている現在、マイクロソフトは使用許諾にも銘記されているように、MS Office XPでは、パソコン1台にしかインストールできなくなりました。そんななかで、無料で使用できるMS Office XP互換のアプリケーションソフトの開発が思っていたよりも活発に行われていました。現在では無料ながら使えるアプリケーションソフトに成長しています。もう、MS Officeは買わなくても良い時代になりました。

1.OpenOffce.orgとは?
  互換ソフトの流れとしては、マイクロソフト社がMS Office97をだした頃、ドイツのStarDivision社の各言語版、市販ソフト及び無料版のStarOfficeという統合オフィスソフトから始まります。その後、ドイツのStarDivision社は、米国SunMicrosystemes社(Sun)に吸収合併されてSun StarOfficeとなり無料版 を公開、その後も開発は継続、バージョンアップされてSunは、市販パッケージとして日本のソースネクスト社を販売会社として日本語版のSun StarSuite 6.0(各国版はSun StarOffice 6.0)を販売するのと平行して、オープンソースとしても公開、オープンソースとして開発しているサイトがOpenOffce.orgです。開発、バージョンアップしているアプリケーションソフトの名称もOpenOffce.orgという名称です。OpenOffce.orgというアプリケーションソフトはマルチプラットホーム、日本語版を含めて26ヶ国版が開発されています。

2.OpenOffce.orgの構成
OpenOffce.orgは、統合オフィスソ
 フトになっていますが8つのモジュール(プログラム)で構成されていま す。用途としては右の表1のとおり です。欲を言えば、スケジューラ−やフォトレタッチソフトも欲しいところですが、残念ながらモジュールに含まれません。

3.Officeパッケージの比較
  十分に使えるアプリケーションソフトの構成です。Microsoft Office XPの各パッケージと有料販売されているSun StarSuite 6.0とOpenOffce.org 1.0.1の比較は表2のとおりです。

4.OpenOffce.orgのパッケージ
OpenOffce.orgはマルチプラットホームのため、様々なOSのパッケージがあります。Windows版以外にLinux版やSolaris版、O/S 2版などがありプロジェクトで開発中のものではMac OS X テスト版なども存在します。JAVAのバ−チャルマシン上で走る、JAVAアプリケーションソフトならではのなせる技です。
5.Windowsパソコンへのインストールに必要なプログラム
日本語版OpenOffce.org 1.0.1を動かすには次のプログラムが必要になります。

 (1)OSのアップデート

 (2)Java 2 Runtimeのインストール
  Sunが配布しているJAVA実行環境の「Java 2 Runtime Environment,Standard Edition,v 1.4.0_02 」 (J2RE)を入手してインストールしておく必要があります。

6.日本語版OpenOffce.org 1.0.1のインストール
  日本語版OpenOffce.org 1.0.1では、インストール可能なプログラムの圧縮ファイルの事をバイナリパッケージと呼んでいます。OpenOffce.orgのソ−スプロジェクト(英語)のホームページ、又は、OpenOffce.org日本ユーザー会のホームページからリンクをたどって最新版のzip形式の圧縮ファイルでダウンロードして解凍、解凍したフォルダからセットアッププログラムを実行してインストールします。

7.OpenOffce.orgの情報及びサポート
  無償配布でサポートらしいサポートは無いと理解して下さい。ただ、不具合が修正されたバイナリパッケージが公開されるのを待つ・・・ダウンロードしてインストールするだけです。
  それか、プログラミングができ、プログラム言語も堪能で・・・英語の語学力がある人は、OpenOffce.orgのソ−スプロジェクト(英語)に参加してプログラムのアップデートに尽力して世の中の人々のため に貢献してください。
  OpenOffce.org日本ユーザー会のホームページには、情報交換の場があり本家のホームページより使用者側よりの情報が公開されています。「初めての人のページ」「情報交換掲示板」「メーリングリスト」「現在までの問題と回避」「FAQ」などのページがあり、情報が公開されていますので参照して情報を収集してOpenOffce.orgの統合オフィスパッケージを活用してください。

8.OpenOffce.orgの各モジュールの不具合等
  各不具合等は日々更新され解消されているので、もうアップデートされている物があるかもしれません。必ず、保存や更新するときにはMS Office 97/2000/XP 形式で保存や更新を行ってください。
  MS Officeとの互換性の問題で14.11.24現在で解っている日本語版OpenOffce.org 1.0.1のバージョンについて列挙します。あと、各モジュールのフォントの設定を「MS Pゴシック」にすると文字化けが起こりにくいそうです。

  互換ソフトゆえの非互換の部分がどうしてもありますが、思ったよりバグが少ないのでは・・・
 と思います。有料販売されているSun StarSuite 6.0は、MS Offceとの互換性に関する不具合等はマニュアルに何も記載がないので、互換性を重視するユーザーの立場からすると、日本語版OpenOffce.org 1.0.1のほうが情報量も多く、しかも無料ときているのだから、有料販売されているSun StarSuite 6.0より、日本語版OpenOffce.org 1.0.1の方が使いやすいと思います。Sun StarSuite 6.0と日本語版OpenOffce.org 1.0.1との違いは表2のようにデーターベースモジュールとフォント、テンプレートの有無ぐら いです。

 最後に、ドスブイマガジンに記事が掲載されたので知っている話であつたかもしれません。マイクロソフト社がオフィスパッケージソフトのシェアを独占して業界標準となり、もう、一企業の独占市場はありえなく、業界標準は標準規格となり、互換ソフトによりオープンソースとして公開されることで沢山の人達により、プログラムの開発と発展の道が開かれました。しかも、無料で使えるアプリケーションソフトの恩恵を受けることができるようになりました。オープンソースとして公開したSun社と開発に従事しているプログラマに感謝して、ぜひ、日本語版OpenOffce.org 1.0.1をみんなで使おうではありませんか。(そうすれば、ボッタクリMS Officeが安くなる・・・笑い)

参考書籍 宝島MOOK 本格的に使える 無料オフィスソフトOpenOffce.org & 強力無料ツール
       ブックコードISBN-7966-2998-X 定価:本体1048円+税

     Sun StarSuite 6.0 アプリケーションのマニュアル

ドスブイマガジン 12/1 P147〜P158 
        特集3 Microsoft Office互換無料オフィススイートOpenOffceを使い倒せ

2002年12月20日           兵ちゃん