平成 15年 4月 25日

Gigabit Ethernet 時代の到来!
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 現在、100BASE-Tで職場や家庭でLANを構築している人が多いと思います。今一度、基本に帰り、LANのケーブルの種類から作り方、そして安くなった1000BASE-TのLANカ−ド等の紹介をしたいと思います。
 もう、100BASE-Tは古い、価格が安くなった1000BASE-T、1000Mbps、1Gbps、そうです、Gigabit Ethernet時代の到来!です。

1.ケーブルの種類
  使われているケーブルは、「UTP-5」などがケーブルの外皮に書かれています。UTPの意味はUnshield ed Twisted Pair-無シールドツイストペア線のことです。8本の線を2本づつより合わせて4組のペアにし、1つのポリ塩化ビニールのジャケットに収めたケーブルのことを言います。ちなみに箔や編み込み線でシールドを施したSTP(shielded twisted pair)ケーブルも使われています。
  ケーブルによってはCAT-5と書かれていますが「CAT」はカテゴリの事でEIA(米国電子工業会)が規定している対応信号周波数によって5段階の品質区分に分けられ、現在使われているものは「CAT-5」がもっとも使われています。
  LANに使われるケーブルは導線の種類により、単線が使われている物を「568-A」と表記し、より線の導線が使われているものを「568-B」と表記してあります。この表記は、TIA<Telecommunications Indu stry Association>米国電気通信工業会で規格化されています。

2.コネクタの種類
  コネクタはRJ45と呼ばれるコネクタを使います。ちょうど電話のモジュラージャックを一回り大きくしたもの・・・・と考えてください。形状は同じです。RJ45コネクタは使われるケーブルの種類により二種類あります。568-A(単線)用と568-B(より線)用とがあります。ケーブルによってコネクタを使い分けなければなりません。
  ただし、568-A(単線)ケーブルに568-B(より線)用RJ45コネクタは使えます。

3.配線作り
 (1)資材の準備
   LANケーブルを作るのに次のような資材と工具が必要です。
      LANケーブル、 RJ45コネクタ、 ブーツ、 外皮むき工具、かしめ工具
   RJ45コネクタを保護する「ブーツ」という部品は、なくてもかまいません。「外皮むき工具」はカッター等で代用することができます。「ケーブルテスタ」はマルチメーター等で代用できます。ただし、「LANケーブル」「RJ45コネクタ」「かしめ工具」は必ず必要です。

 (2)ケーブルの外皮をむきます。
   ケーブルを挟んだ状態で工具を一回転させます。工具に内蔵された刃によって、ケーブルの外皮だけが切り取られます。
  カッタ−で内部の配線の被覆を傷つけないように切り込みをいれてむいても同様に外皮をむくことができます。

 (3)ケーブルの加工
   外皮をむいた状態からほぐして図13のようにねじれをとりまっすぐにのばし、表1の順番に合わせて列び換え切り口がまっすぐになるようにした後に長さを切ってそろえる。

 (4)ケ−ブルをRJ45コネクタに差し込む
RJ45コネクタのピンアサインは、図14のようになっているので間違わないように気おつけながら差し込む。

   クロスケーブルを作成する場合は、片側を568Aにし、もう片方を568Bにするとクロスケーブルの配線になります。

   クロス結線は1-3、2-6、3-1、4-4、5-5、6-2、7-7、8-8に結線

 (5)かしめ工具で圧着
   かしめ工具でコネクタとケーブルを圧着します。コネクタを奥まで差し込み、ペンチを握る要領でコネクタを締めつけます。

 (6)コネクタにブーツをかぶせる。
   コネクタにブーツをかぶせます。ブーツを被せることで、コネクタ部分への負荷による破損を防ぎます。また、ブーツを色分けすることによって、配線が分かりやすくなります。また、このブーツをかぶせるの手順は省略できます。ケーブルをよく作る人は、機能に影響が無いため省略しています。

 (7)導通チェック
   完成したら、ケーブルテスタを利用してチェックします。結線ミスがあればここで発見できます。
配線に異常があればケ−ブルをコネクタの部分で切断しもう一度やり直しをします。

 (8)完成
   IEEE(米国電気電子技術者協会) 802委員会が規格化したIEEE 802.3ab の規格にのっとったケーブルの完成です。1000BASE-Tの環境で使えるケーブルの完成です。

4.LANカード
  IEEE802.3ab(1000Base-T)に対応したLANカードの例は次のとおりです。表の中で、様々なOSに対応しているのがintelのLANカードです。次にWindowsXPにて標準でドライバーを持っているのはNationalSem iconductorDP83820チップを使っているカードです。その他のカードは、ドライバをインストールしなければなりません。
  浜松の価格で2,980円で1000Base-Tのカードが買えることはスゴイことです。
 おすすめは安さからLECTRON(日本エレクトン)のLJ1000R-32実売価格2,980円です。

5.スイッチングHUB
  スイッチングHUBの価格は次のとおり、LANカードに比べれば、もう少し安くなっても良いと思います。それでも、各メーカーごとに価格を改定し安くなってきています。おすすめは、安さからメルコのLSW-GT-4W実売価格8,800です。

6.最後に
これで、LANケーブルの正しい配線のやり方と、Gigabit Ethernetに対応した機器が安くなり普及期に入った事が解ってもらえたのではないかと思います。動画編集などの大容量のファイルの転送等にGigabit Ethernet環境であれば大いに役立ってくれるはずです。新しい環境を進んで取り入れ、おおいに活用してパソコンライフを楽しんで下さい。
  ちなみに自分はすでにGigabit Ethernet環境に移行済みです。12月にGigabit Ethernet環境にしました。現在よりLANカードも値段が高く、National Semiconducter chipのLANカードを中心にして構成しました。現在の価格でみると2倍ぐらい高くついてしまいました。でも、ファイルの転送等にGigabit Ethernet環境は、おおいに役だっています。

参考

 コレガ http://www.corega.co.jp/
 エレコム http://www.elecom.co.jp/
 intel http://www.intel.co.jp/jp/network/connectivity/products/desktop_adapters.htm
 I/O DATA http://www.iodata.jp/index.htm
 グリーンハウス http://www.green-house.co.jp/index.html
 プラネット http://www.planex.co.jp/
 メルコ http://www.melcoinc.co.jp/
 日本エレクトン http://www.lectron.co.jp/


2003年4月25日           兵ちゃん