20111018

兵ちゃん

ファイルの復元について

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 パソコンを使っていて大切なファイルを誤って削除してしまった事やデータを保存するMOやフロッピーディスク、ハードディスク、USBメモリ等を誤ってフォーマットしてしまった事はありませんか?削除したファイルやフォーマットしてしまったドライブからファイルを取り出す事を「ファイルの復元」と言っています。今回は、USBハードディスクを誤ってクイックフォーマットしてしまって困っているという依頼を受けて自宅で色々実験した内容を紹介したいと思います。



1.ファイルを削除、又は、ドライブをフォーマットしてしまった時

 一番大切なのはドライブの現状をそのままにします。いっさいの書き込みは行われないようにするのが基本です。


(1)Cドライブの場合

 Cドライブに保存してあったファイルを誤って削除してしまいゴミ箱にも入っていない場合は 、ファイルの復元用ソフトがインストールしてあればすぐに復元を試みますが、ファイル復元ソフトがインストールされていない場合は、OSの再インストールを覚悟してパソコンの電源を切ります。続いてCDDVDUSBメモリ等から起動できるOSで起動します。Cドライブ以外から起動してファイルの復元を行うソフトを動かします。市販のファイル復元ソフトを使うか、Linux(リナックス)で起動してPhotoRecというファイル復元ソフトを使います。それか、Cドライブで起動してCドライブ以外にファイルの保存先を確保してインストールしなくても良いファイル復元ソフトを使います。


(2)その他のドライブの場合

 Cドライブ以外のドライブやフロッピィディスク、MOUSBメモリ、USBハードディスクなどの記憶媒体等の場合は、書き込みの動作をパソコンにさせないようにするのは変わりませんが、パソコンにファイル復元ソフトをインストールする余裕があります。パソコンにファイル復元ソフトをインストールしてファイルの復元を試みます。(今回の依頼はこちら条件でした。)



2.ファイルの復元をする流れ

 ファイルの復元ソフトは、検索条件を指定して削除されたファイルを検索してファイルの痕跡を調べます。次に、復元する条件や保存先フォルダ等の復元する条件を設定します。続いて、ファイルの復元を行います。その結果、状態が良ければフォルダの構成もファイル名もそのままズバリ復元できます。状態がいまひとつ良くないとフォルダの構成は復元できず、ファイルの名前は重複を避けるためにファイル復元ソフトが割り振る連番になり、ファイルを開かないと何のファイルか解らない状態になります。そしてさらに状態が悪いと復元できなくなります。

 実験した例として、クイックフォーマットされた500GBUSBハードディスクを検索するのに6時間かかりました。あと、ファイルの復元はファイル数にもよりますが30分かかりました。一応の目安としてください。時間がかかります。

3.ファイルの復元ソフト

 MS Windows xp/Vista/7で使えて、日本語に対応しているとなると市販ソフトも考えましたが、市販ソフトでは「ファイナルデータ」が有名です。しかし、自分の調べた限りでは、フリーソフトでも、同じ機能を持つソフトがでまわっていました。市販ソフトの体験版をインストールして動作を確認したらフリーソフトの方が動作が速い事が解りました。自分のおすすめするソフトは、Recuvaというソフトです。もちろんMS Windows xp/Vista/7で使えて、日本語に対応していています。

それと、Recuvaは、インストールしなくても使えるプログラムも公開されています。復元したいファイルのドライブに合わせて使い分けができます。


URL http://www.piriform.com/recuva/builds


 あと、Recuvaというソフトは、ファイル復元ソフトでも復元できないように削除する機能も持っています。削除方式は、単純な上書き、米国国防総省 NISPOM 方式、NSA 方式、Gutmann 方式 の中から選べます。



4.Recuvaのインストールと使用方法

 インターネットからダウンロードしてrcsetup140.exeをダブルクリックしてインストーラを起動します。例としてMS Windows 7 へインストールしました。

 (1)[Japanese]を選択して[OK]をクリック

 (2)[次へ]をクリック

 (3)[同意する]をクリック

 (4)不要なソフトがインストールされないようにチェックを外し[インストール]をクリック

 (5)ファイルの復元をしないならチェックを外す。[完了]をクリックしてインストールを終了する。












 デスクトップにRecuvaのショートカットが作られるのでファイルの復元をするときはダブルクリックをしてソフトを動かす。

 (6)ファイルを復元するRecuvaのウイザードが始まる。[次へ]をクリックする。

 (7)ファイルの種類が解らない場合やすべてのファイルを復元したい場合は[その他]をクリックして[次へ]をクリックする。

(8)ファイルの復元をしたいドライブを指定する。今回はドライブとして特定されているので「特定の場所」をクリックして[参照]をクリックする

 (9)今回の実験に使ったUSBハードディスクはDドライブなので選択して[OK]をクリックする。

 (10)スキャンの準備ができたので[開始]をクリックしてスキャンを開始する。














  ※ 初めから詳細スキャンをする場合はチェックを入れる。
 (11)ファイルが見つからないと詳細スキャンをするか尋ねてくる[はい]をクリックして詳細スキャンをしてファイルの痕跡をスキャンする。

 (12)詳細スキャンが始まる。   ※ 詳細スキャンは時間がかかるので注意してください。

 (13)詳細スキャンでファイルの痕跡が表示される。フォルダ構造も復元するために[高度な設定に切替]をクリックする。
 (14)復元するオプションを指定するために[オプション]をクリックする。

 (15)オプションが表示される。[動作]タブをクリックする。

 (16)「フォルダ構成も復元」をチェックを入れる。[OK]をクリックする。

  ※ ここでチェックを入れないと元通りの復元ができません。

 (17)「ファイル名」のところをチェックを入れると全ファイル選択できます。[復元]をクリックする。

 (18)復元したファイルを保存するフォルダを指定する。[OK]をクリックする。

 (19)ファイルの復元が始まる。

 (20)復元が終わるとメッセージが表示されます。[OK]をクリックして閉じます。

 (21)ファイルの復元をしたフォルダをエクスプローラで表示させたところです。ドライブの状態が良いと、ここまで使えます。

 ファイルの復元をするRecuvaというソフトはここまで使えるのが解ってもらえたでしょうか・・・

ファイルの復元は、「削除、又はフォーマットした直後に試みる」 のが鉄則です。少しでも時間が経つと、他のファイルに上書きされてしまう可能性があります。「しまった!」 と思ったら、即座にファイルの復元をすることをお勧めします。また、万が一の事を考えてRecuvaというソフトをインストールしておくのも良いと思います。あと、誤ってファイルの削除をしていまったり誤ってフォーマットしてしまう事は無いほうが良いのですが、今回の内容がもしもの時に役に立てば幸いです

参考URL

Recuva URL http://www.piriform.com/recuva/builds


その他・・・色々

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