2012718

兵ちゃん


NASシリーズ 2

Century 裸族のインテリジェントビルNAS CRIB35NASについて

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 パソコンを使っていて他のパソコン共有フォルダを開いたら一覧を表示するのが遅くて解決策を考えていました。それと、パソコンの起動ディスクにファイルを保存してあるとパソコンに不具合が出るとHDD(ハードディスクドライブ)をフォーマットしなければならなくなり、保存していたファイルを消してしまう事になるのでパソコンの起動ディスクとは別に保存して・・・どのパソコンからもアクセスできるもの・・・もちろん、バックアップは取りますが、安全に保存できるもので・・・考え付いたのがRAIDを搭載したNASでした。色々選んでいると中でも、3TBHDDに対応した「Century 裸族のインテリジェントビルNAS CRIB35NAS(以降、CRIB35NAS )を見つけました。もちろん、MS Windowsパソコンに接続して使います。今回は、 CRIB35NASについて紹介したいと思います。



1.NAS(ナス)とは

 NAS(ナス)とは、Network Attached Storag(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)の略で、LAN等のネットワークに直接接続して使用するファイルサーバ専用のコンピュータの事です。 もちろん、 CRIB35NASは外付けHDDや弁当箱のように見えますが、小さなコンピュータです。



2.CRIB35NAS のメリット

 価格が安く入手しやすい、あと、HDDを自分で選ぶ事ができます。小さくてコンパクト、3TBHDDに対応しています。それと、HDDの組み込みが簡単といったメリットがあります。


3.CRIB35NAS のプロトコル

 CRIB35NAS で使われているプロトコルは次のようなものが使われています。


プロトコル

説 明

NFS (Network File System)

Solaris, Linux, Mac OS XなどUNIXOSの多くがサポートするプロトコル。またWindowsServices for UNIXをインストールすることでNFSを使えるようになります。

SMB(Server Message Block)

Microsoft Windowsで主に利用されるプロトコル。UNIXOSCIFS機能を提供するSambaも広く利用されている。

CIFS(Common Internet File System)



4.RAID(レイド)

 CRIB35NAS で使えるRAIDは、次のようなものが使えます。


レベル

名称

HDDの数

説明

RAID 0

ストライピング

2台以上

複数台のハードディスクに、データを分散して読み書きし高速化したもので冗長性がなく耐障害性もない。容量は、HDD2台中2台分

RAID 1

ミラーリング

2台以上

複数台のハードディスクに、同時に同じ内容を書き込む。これをミラーリングと呼ぶ。 RAID 1は最もシンプルなRAID。容量はHDD2台中1台分

RAID 5

パリティ付きストライピングモード

3台以上

ブロック単位でのパリティ分散記録パリティを使用して複数のハードディスクに誤り訂正符号データと共に分散させて記録して使用効率に優れている。 ドライブの台数が増えるほど高速化を見込める。容量はHDD4台中3台分



5. 必要なハードウェア

 HDDが付属していないので自分で準備する必要があります。3TBHDDに対応しています。



推 奨

準備したハードウェア

データ用HDD

1台以上4台以下のHDD

HDD 3TB×4を準備した。

RAID 5 (8.18TB)



6.設定

手順としては、一部、取説に記載されていないので取説から外れた設定方法をとります。設定はLAN経由でMS Windowsのパソコンで行います。


1

付属CD-ROMの中のscanner_mini.exeを実行してNASSearchを起動します。このプログラムにて[Scan]をクリックしてLANに接続しているCRIB35NASを探してIPアドレスを拾います。








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IPアドレスを変えるならこここで[Setup IP]で変えます。






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ブラウザにIPアドレスを入力してCRIB35NASを開きます。

Network Storage Serverのページが開きます。以後の設定はブラウザにて行います。








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デフォルトで次の設定でログインする。

ユーザー名:admin

パスワード:admin




5

[ストレージ][RAID]をクリックする。

[追加]をクリック。HDDが表示されるのでRAIDに使うHDDを選択する。






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RAIDレベルを選択してRAIDを構築する。 今回は、RAID5を選択する。[作成]をクリック










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RAIDのアイコンをクリックしてRAIDの状態を確認する。「VOL4887 [RAID5]

8380 GB [使用中: 0%]」 をクリック。



8

[RAID – 詳細]が開く。

3TB×4の場合、取説にも記載がありましたがパリティ作成に約24時間かかります。再同期に約26時間かかります。注意:この間、電源スイッチでオフできますが、オフしないでください。ドライブの設定が壊れます。シャットダウンの手順をしてください。


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[共有][共有]を開き[追加]をクリックして共有フォルダを作ります。




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再度[共有][共有]を開き[共有リスト]作ったフォルダ名をクリックして開きます。


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[CIFS/SMB]をクリック


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「ホストアクセス」の「許可ホスト」の枠に接続するパソコンのIPアドレスをカンマ「,」で区切って全部入力する。または、LAN内のパソコンすべてをアクセスさせるなら「all」を入力して[保存]をクリックする。これでアクセスの設定は完了です。





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これで設定は完了です。




7.CRIB35NASの状態確認

 このNASは、何か動作中の時は何もできないので状態を見なければなりません。



1

[システム][状態]をクリック[システムステータス][詳細]をクリック







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RAIDのアイコンをクリック[RAID – 詳細]で「状態」をみてやります。








8.CRIB35NASのシャットダウン

 正しいオフのやり方をしないとデータを飛ばしてしまいます。電源をオフにするのにブラウザを使ってシャットダウンして「READY LED」消灯してからフロント電源ボタンを押して切るといった操作をします。ソフトウェアパワーオフができない。シャットダウンしなくても電源を切れるので「安かろう悪かろう」のようです。トホホホ・・・

1

[システム][シャットダウン/再起動]をクリック


2

シャットダウン 選択して[確認]をクリックする。シャットダウンが始まる。本体の「READY LED」点滅→消灯になるまで待つ。



3

READY LED」消灯したのを確認して「フロント電源ボタン」を押してオフにする。




9.CRIB35NASの使用

 パリティを24時間かけて作り、1.7TBのファイルをコピーするのに26時間かかります。そこまでできてしまえば普通に使えます。設定するのは簡単です。



10.CRIB35NASの問題点

 色々出てきてしまいました。実際に使ってみないと解りません。


1

3TBHDDには対応しているがHDDの接続がSATA2なのでリード・ライトが遅い。

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電源をオフにするのにブラウザを使ってシャットダウンして「READY LED」消灯してからフロント電源ボタンを押して切るといった操作

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メーカーは、サポートを投げているようです。ホームページのサポートにCRIB35NASの記載がない。

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取説に設定に必要な内容が抜けている。

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RAID 5で設定したところパリティを作るのが24時間かかる。



 市販されているNASは、過渡期に入っていて3TBHDDが使えるか表明しているところは少なく、対応していると記載があったのは 見たところCRIB35NASしかありませんでした。もう少し取説が良かったら違ったのでは・・・サポートもイマイチでした。結局、トホホなレポートになってしまいました。パソコンをNASにした方が費用対効果が良いと思います。NASを選ぶときの参考になれば幸いです。







参考URL

Century 裸族のインテリジェントビルNAS CRIB35NAS 取扱説明書

色々

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